手作りでマイ箸!小学生でも挑戦できます
スタッフのマツモトです。
新学期が始まったかと思ったら休校!お子さんのいる家庭は、どう過ごして乗り切るか頭を悩ませている方も多いかと思います。
我が家もそのひとり…(ノД`)正直、休校ツラいです。
そんなお子さん&親御さんに、チエモクから提案です!
親子でマイ箸作りをしてみませんか?
ざっくり言うと
木の切れ端を、カッターとやすりで削って、クルミの油を塗ってできあがり。
という感じです(^^)
ちょっと我が家でも初挑戦してみたので、恐縮ながら本音でレポします!
挑戦者は小学校4年生の娘と、母(私)です。
用意するもの:カッター、軍手など (最低この2つがあればできると思います)
ではさっそくカッターで、箸をだいたいのお好みの形に削っていきます。
このえこはし作りの手順は、大体
①カッターでけずる
②やすりで磨く
③クルミ(油)で仕上げる
の3工程なのですが、はっきり言って、このカッター削りが一番の山場です(笑)
鉛筆をカッターナイフで削った経験は、なんとなく皆さんあるのではないでしょうか?
あれにすごく近いです。ただ、お箸のほうがだんぜん硬いんです!!
そして、木目をよく見ることが大事です。
イメージなんですが、こんな図で。わかりづらかったらごめんなさい!
このように、木の繊維に沿った順目の方向に削ると、スムーズです。
そこまで難しい話ではなく、素人でも子どもでも、じっと木目を見れば、なんとなく「こっちかな」という勘がつけられるかと思います。
もしも逆目と呼ばれるこの方向で削ろうとすると、ナイフが木の中の方へグサグサと食い込みます(^^;)
もしそうなったら、また反対方向から削り直すか、ヤスリでひたすら削りましょう…。
途中経過。とにかくこのカッター段階が、格闘します(^^;)
娘:「は~疲れたわ。ちょっと休憩していい?」
私:「ああ、これガチなやつだね…」
ガチと言ったその心は、100円ショップの工作キットみたいな「誰にでも、失敗なく、きれいに完成できるように」親切に設計された(その分あまり苦労なくできちゃう)商業モノではなくて、思った以上に野生感があるんです。
少し本気出さないと、裸の木という素材の生々しさには立ち向かえない…みたいな!?
写真がブレブレでごめんなさい。気がつくと、お箸の頭の形がバラバラ!
2本をそろえるため、だんだん細かい削りに入っていきます。
そもそも、同じ木といえ、削りやすい部分と、妙に硬くて思うように削れてくれない部分と、あったりします。
ナデナデさわってるだけではわからなかった、木のリアルな部分を知って、すごく賢さが上がった(気がします)。
果たして、完成までにどのくらいの時間を要するのか…
なんとなく前チエモクの職人さんが「30分くらいで出来るよん」と言ってましたが、カッター削りだけで、すでに1時間近く経っています…(笑)←しかも1膳をふたりでやっている
やっぱり刃物での作業なので、親は目を離せません。
硬い部分など難しいところは、無理せず手伝う方が無難だと思います。
そして、子どもにとっても親にとっても、「一緒にがんばっている人がいる」というのが心強いです。
そして、黙々とやっていると、慣れてきて、手加減も少しずつわかってきます。
この感覚は、「楽しいかも♡」という新しい感情とのセットです♪
さらに、やっていくともうひとついいことがあります!
その後のやすりがけと、クルミの仕上げは楽に感じると思います(^^ゞ!笑
カッター削りさえ乗り越えればあとはゴールが見えている!
(なんなら、カッターで削るのをあきらめて、黙々とヤスリで削っていくという道もあります)
なんとなくの原型ができました!
やすりがけに入ります。入っているやすりは2種類。
まずは粗いほうのやすりでゴシゴシと形を整えます。
こちらは私の手です↑
その次に細かい目のやすりをかけます。やすりをかけた後のお箸はスッベスベ!
まるで完成!なのですが、このまま使ってしまうと、お水や汚れをまんま吸収してしまいます。使い捨ての割り箸と同じ状態とお考え下さい。
ということで、「塗装」をするのですが、家庭用にえこはしくんキットではクルミを使用しています。
えこはしくんキットの中に、クルミが入っていて(本当に食べられるあのクルミ)、それを布で包んで、上から棒でたたいて潰します。布もキットの中に入ってます♪
布ごとお箸に押し付けて、クルミの油分を塗ります。
力の弱いうちの小学生女子は、入っているクルミだけではちょっと心もとなく、うちにあったおつまみのクルミも足して増量しました。説明書にも「おつまみのクルミでOK」て書いてたから全然問題なし^^
できましたああ~~!!完成です ( ;∀;) !
最初「ほんとに出来るの?」→ヤスリ「わあホントに売ってるお箸っぽいかも!」→クルミ「ツヤツヤしていい感じになった!」という、スリルと達成感に満ちた非常にいい体験になりました。
なんなら私も自分用に一緒に作ればよかった…!
お箸はS・M・Lとあるので、ご家族で楽しめます。(今回はMを使用)
お世辞にも「簡単にできます」とは言えない、えこはしくん。
その代わりに、できたときの感動、使うときの愛着、そして「手の感覚をたくさん使う」体験そのものは、本当にやった人だけの味わいで、子どもにも大人にもぜひ勧めたいものでした。
お子さんがパパの箸を作る、おじいちゃんおばあちゃんのプレゼントに孫手作りのお箸を贈る、ていうのも喜ばれるかと思います(^^)
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね~~☆
(マツモト)